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屋根について知ろう!

屋根の構造

屋根の構造

屋根の基本材料には【垂木(たるき)】があります。
この材料が、一般的には約45㎝間隔で設置されます。
屋根材の固定なども、この垂木に合わせて釘を打つことで、雨漏りの可能性を少なくすることができます。

垂木の次に設置しているのが【野地板(のじいた)】です。
野地板の上に防水紙(ルーフィング)を被せるように設置し、さらに屋根材を貼り付けます。

屋根の構造

防水紙は雨から室内を守ってくれるのにとても大きな役割を果たしております。
種類が豊富にあるので、住宅に合わせて適切な防水紙を選ぶことも職人の腕が試されます。

屋根材は、普段私たちが目にしている部分です。屋根材は直接外観に関わる部分になるので、デザイン性なども重視されます。

屋根は、防水紙と屋根材の2段構えで雨漏りから家を守ります。

屋根材ごとの特徴

当社では、金属屋根をメインに取り扱っております。

屋根材 メリット デメリット 耐用年数
瓦(和瓦・洋瓦) ・耐火性が高い
・1枚単位で交換可能
・断熱性、遮音性が高い
・デザイン性に優れている
・日本の気温・風土に合っている
・屋根裏の熱がこもらないので夏は涼しく冬は暖かい
・重量があるため地震の揺れに弱い
・暴風で瓦がずれる
・瓦によっては、非常に高額な工事になる
・施工できる職人が少ない
・基礎工事をしっかりとしたものにしなくてはならない
50年〜100年
スレート ・瓦などに比べると安価
・カラーバリエーションが豊富
・耐火性、断熱性に優れている
・多くの業者が施工可能
・軽量のため耐震性に優れている
・暴風雨に比較的弱く隙間から雨水が入り込みやすい
・日本の伝統的な家屋には適さない単調なデザイン
・定期的な塗装が必要
・水分が滞留しコケやカビが生えやすい
・人の重さや、強い風や災害、積雪でも重さで割れてしまうことがある
20年~25年
セメント瓦 ・不燃材料のため燃えにくい
・1枚単位で交換可能
・デザインの種類が多い
・日本瓦より費用が安価
・厚みがあるため遮音性も高い
・冬暖かく、夏涼しい
・重いので家の耐震性が求められる
・台風などで瓦がずれることもある
・定期的な塗装メンテナンスが必要
・塗装がなくなり素材が露出すると割れる
・水を吸いやすく、コケ、カビが生えやすい
30年~40年
金属屋根・トタン ・施工も簡単なので、工期も短く安価
・カラーの種類が多い
・雨漏りしずらい構造
・軽いので耐震性に優れている
・適切なメンテナンスを行うことにより、長く使い続けられる
・断熱性が低くて夏場が暑い(断熱対策が必要 )
・雨の音がうるさい、防音性が低い
・定期的な塗装が必要になる
・家が安っぽく見える
・錆びやすく経年劣化で穴が空くこともある
10年~20年
ガルバリウム鋼板 ・不燃材料なので耐火性に優れている
・耐久性が優れている
・カラーバリエーションが豊富
・日本瓦の約1/6の軽さ。耐震性に優れている
・一般的なトタンと比べると約4倍の防錆性がある
・断熱性が低くて夏場が暑い。断熱対策が必要
・衝撃に弱い。薄いのでへこむ
・他の屋根材よりも薄いので防音性がよくない
・防音性や断熱性を上げようとすると費用がかさむ
塩害地域で15年
それ以外の地域で30年
自然石粒付ガルバリウム ・天然石の粒を吹き付けて弱点(防音性、断熱性)を軽減
・不燃材料なので耐火性に優れている
・耐久性が優れ、表面が石なので再塗装が不要
・軽いので耐震性が向上、地震でも安心
・安価なトタンと比較すると約4倍防錆性が高い
・厚さはガルバリウムとあまり変わらないので、断熱材が必要なことも
・海外製品が多く、材料が高い
・施工に手間がかかるので施工費が高い
40年~50年
ステンレス ・サビが発生しない
・耐久性が優れている
・不燃材料なので耐火性に優れている
・腐食に強く、強度が高い
・軽量なので耐震性に優れている
・表面は塗装なので、10年程度で色あせが生じる
・施工に手間がかかるので施工費が高く、材料費も高い
・断熱性が低くて夏場が暑い。断熱対策が必要
・防音性が低い
・防音材や断熱材の施工など弱点克服にコストがかかる
50年
アスファルトシングル ・耐久性が優れている
・軽量なので耐震性に優れている
・防音性と防水性が優れている
・柔らかく加工しやすいため複雑な屋根形状に適応できる
・防火性能が改善され、日本の屋根にも使いやすくなった
・定期的なメンテナンスが必要
・施工実績、技術力のある業者が少ない
・メンテナンスを怠ると表面が割れてしまう
・表面がザラザラしているので水が滞留しやすくコケやカビが生じやすい
20年~30年
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